- スプラトゥーンで味方に暴言ばかり吐いてしまう
- ストリートファイターで負けたときにコントローラーを投げて壊してしまう
最近そんな話をちょこちょこ聞くようになった。
e-スポーツの盛り上がりもあり、オンラインでランクを競うゲームが増えゲームでイライラしてしまう人が増えたのではないだろうか。
こういったことは、特段珍しいことではなく、何を隠そう私自身も物を壊したことはないまでもイライラしてクッションを叩く程度のことはしたことがある(笑)。
一時の笑い話で済めば良いのだが、実際に物を壊してしまったりイライラが実生活にまで及んでしまうようなことがあるなら大事だ。また、同居している家族や、仲の良い友達がゲームでイライラばかりしているのを見るのも辛い…。
この記事では、特にゲームの分野における「アンガーマネジメント」の考え方を紹介・解説する。
※あくまで、一般的な話・私個人の体験談としての話であり効果を保証するもの・医学の専門家による見解ではありません。
一般的なアンガーマネジメント
一般的にアンガーマネジメントとは「怒りの管理」を意味し、怒りが湧く・イライラするようなシーンにおいても感情をうまくコントロールすることを言う。アンガーコントロールとも言う。
難しい言葉のようにも見えるが、どうやったらイライラしないですむか、イライラしてしまった時にどうするかを考えるという単純な話でしょう。
元々は心理学の分野から取り入れられた概念のようで、ビジネスや教育、スポーツなどの分野でテーマに挙がることがあるが、最近はe-スポーツの盛り上がりとともにゲームの分野でこの言葉が使われるのを目にするようになった。
アンガーマネジメントとしてできること
- 客観視する
自分自身が置かれている状況を客観視し、なぜ自分がイライラしているのか、具体的に何がイライラの要因となっているのかを考える。そうすることで怒りの感情から距離をとるとともに、次回同じような状況にならないようにするためにはどうするかを考える - 休憩を取る
疲れてパフォーマンスが落ちている状態で続けるとミスに繋がる可能性がある。適度に休憩して良好なパフォーマンスの状態を保つ - ルーティン
深呼吸、マインドフルネス(瞑想)、散歩、ストレッチ、サウナ、カラオケなど、イライラを解消する行動(自分が落ち着ける行動)を見つけておく - 目標を再設定する
高すぎる目標設定をしてしまっていないかを考え、今の状況に見合った目標を考え直す - 適切なライフスタイルの維持
仕事などのやらなければならないことと私生活とを分けて考える。また、十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動を心がける - 他人を頼る
目標が自分一人で達成するのがこんなんだと感じた時に他人に助言を求め手伝ってもらう。また、上記のようなアンガーマネジメントの管理を友人や家族に協力してもらったり、アプリなどを使って管理する
ゲームにおけるアンガーマネジメント
ゲームの場合、上記以外にも以下のようなイライラしない工夫ができ私自身が実践している。
- ランクマッチをやりすぎない
負けることがイライラの原因となりやすいランクマッチを避けて、カジュアルマッチをしたりフレンドと一緒にプレイする。
また、そういった別のモードでしっかりと練習を詰んでランクマッチで勝ちやすい状況をあらかじめ作っておく - 通話しながらプレイする
通話相手と必ずしも同じチームを組んだり、同じゲームをしている必要はない。知り合いと喋りながらプレイするだけでもかなり気が紛れ、一人でプレイするよりは遥かにイライラが抑えられる。
逆に熱くなってしまったときには、仲の良いフレンドや家族なら「熱くなりすぎだ」と言ってくれるかもしれない。そのような注意を受ける状況は「アンガーマネジメント」が必要な状況だと言える - エンジョイ用のゲームもやる
ランクを上げたいゲームとは別に、ランクを上げることが目標でない楽しむためのゲームを探しておき気分転換にプレイする
家族やフレンドがイライラしているなら
家族やフレンドなど自分以外の人がゲームでイライラしている時にただ「イライラするな!」と指摘しても効果はないかもしれない。
なぜなら、その人自身もイライラしたいと思ってしているわけではないし、その瞬間、その人にとっての「どうすればイライラせずにすむか」の答えは「ゲームで勝つこと」だからだ。
イライラしている人がいる時は、その時にすぐ指摘するのではなくゲームをしていない冷静なときに先程挙げたようなアンガーマネジメントとしてできることを教えてあげよう。
特に、ゲームでイライラした経験の少ない子供の場合には、適切なゲームとの付き合い方を教えてあげられると良いかもしれない。